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2015年10月26日 (月)

敷布団と掛布団を作る虫

先日お客様に教えてもらったのが「コバントビケラ」という虫。

トビケラの幼虫は川に棲み、石や葉っぱで巣を作ることが多いのですが、コバントビケラの巣はユニーク。

さっそく探しに行きます。

Dscf1975_2

こんな川の写真では左下の方。落ち葉がたまっているような所に棲息していることが多いそうです。

Dscf1978_4

こんな感じに小判型にくり抜かれた葉っぱがあればコバントビケラがいるサインです。

ひとつ見つかったら次々と見つかり・・・

Dscf1974_2

大小8個の巣が見つかりました。

大小あるということは脱皮したら身体に合わせて新居を作るということですね。

脱皮の時以外も壊れた時とかちょいちょい作っているかもしれません。

巣はこんな構造になっています。

Dscf1977_2

大きい葉っぱと小さい葉っぱを重ねています。

幼虫はこの間にいます。

掛布団と敷布団みたいですね。

下の方の合わせ目が開いていてそこから身体を出し入れします。

上の方の合わせ目も小さく開いています。

実は写真は裏返した巣です。

本当は小さい葉っぱの方が下になっていて、身体をちょいと出して歩きまわります。

裏返しになっているのが嫌なので入口から身体を半分くらい出して立て直そうとするのですが写真におさめることはできませんでした。

「何だか雑な造りだなあ」と思っていた巣が壊れてしまい幼虫が出てきました。

Dscf1972_2

けっこう速く動くので写真はこれが限度。

後ろ脚が長いですね。歩くときこの脚で突っ張って巣が脱げないようにしてるのかな?

しましまがお洒落~♪

分布に謎があります。

日本には「コバントビケラ」「ウスイロコバントビケラ」「ニシキコバントビケラ」の3種類いるのですが、「ニシキコバントビケラ」は西表島と石垣島にしか生息していません。(国外ではフィリピン)お隣の与那国島、そして台湾は「ニシキコバントビケラ」ではなくて「コバントビケラ」なのに不思議です。そして沖縄本島と奄美大島はどの種も見つかっていません。もし見つかったらどの種がいるのか興味深いですね。

yogoさん詳しいな~なんて思わないでくださいね。この虫を教えてくれたお客様が専門家で、その知識を惜しみなく教えてくださったのをそのまま書いているだけです。先生、ありがとうございます!

水棲昆虫ははまると大変なことになりそうだったので、あえて近づかないようにしていたのですが(笑)面白くなってしまいました。

また何か面白いものが見つかったら紹介させてくださいね。

yogo

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生き物のこと」カテゴリの記事

コメント

昨日は見つからなかったトビケラ、しっかり確認させていただきました。
生き物に興味を持たなくなって、もう何十年も生きてきましたが、昨日は久々にワクワクする瞬間がありました。楽しかったです。
今日は筋肉痛です(笑)

うにまるさん、巣は水の中ですよ。水中で使える接着剤なんてホームセンターに行かないとないのに、コバントビケラ凄いですね!
2枚目切ってる間に1枚目流されてやり直し!っていうハプニングありそうですね(笑)

うにまるさん、コメントありがとうございます!とっても面白いな~不思議だな~って思ったので、一緒になって不思議がってくれる人がいて嬉しいです!
ニシキコバントビケラ以外のコバントビケラは全国にいるので、機会があったら探してみてください♪

追記です
そもそも水の流れのない、半陸地に巣を作るのかなと思い直し追記。水の中でないにしろ、自分サイズの快適ハウスを作るとは、小さいながらやりますね。
西表の川で水生生物を調べ出したらほんとすごいことになる気がします。今後の展開を楽しみにしています(*^_^*)

2枚目の葉を切るとき、1枚目はどこに置いておくのかなぁと思いました。水に流されないところに上手に隠すのでしょうか?水の中での作業はぜったい大変ですよね。自分サイズに合わせて加工するところがすごい!!

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