2016年12月 1日 (木)

その他の水棲昆虫の紹介

今回、カゲロウの採取、観察の時に一緒に見つかった水棲昆虫を紹介します。

虫だらけなので好きではない人は見ないほうがいいかもしれません(笑)

まずはカワゲラとトビケラ。
カワゲラもトビケラもたくさんの種類がありますが、わからないので単にカワゲラとトビケラとしています。

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カワゲラの幼虫もカゲロウの幼虫と同じように石をひっくり返すと付いています。

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トビケラの幼虫は巣を作ってその中にいることが多いです。

石をひっくり返したときに、小石や砂が固まっていたらその中にいるのを見つけることがあります。小石をちょっとどかしてみました。中に横たわっているのがトビケラの幼虫です。

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トビケラの幼虫はだいたいこんなイモムシ状の形をしていて、体から出す糸で小石や砂を固めています。

巣の形は様々で、砂をうまく筒状にしてしまうものもいます。知らなかったら中に虫がいるとは思えません。以前、葉っぱで巣を作る「コバントビケラ」の紹介をしたこともありますが、今回は探す場所が違うので見つかりませんでした。石に巣を作るトビケラは巣は固定式ですが、筒状のものや葉っぱで作る巣は移動式です。

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こちらには蛹が入っていました。

小さな翅がもうできています。

腹部の緑色のところがぴくぴく動くのでけっこう不気味です。

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左がカワゲラの成虫で、右がトビケラの成虫です。

ただし、観察した幼虫の成虫とは限りません。別の種類かもしれません。

カワゲラの方はただ幼虫の体に翅を付けただけみたいでよく似ていますがね。

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脚がいっぱいあるように見えますが、前の3対だけが脚です。

ヘビトンボの幼虫。成虫の写真はありませんので興味のある方は検索してください。

トンボと名が付きますが、トンボとは別の生き物です。

こいつは肉食なので、同じ水槽に入れていたコカゲロウが食べられてしまいました。

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石に付いたこの丸いのも昆虫です。

ヒラタドロムシの幼虫。意外と速く動きます。何年か前に一度紹介しています。

ひっくり返すと3対の脚とたくさんの鰓が見えるのですが、けっこう気味悪いので写真は割愛(笑)

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あとはヤゴのなかまとか、写真に撮れなかったけどゲンゴロウのなかまとか...

調べたらもっともっと違う種類も見つかるはずですが、水棲昆虫、種類多すぎ!

ふだん、魚やエビを捕るために石をひっくり返すことは多いのですが

その石をもっと丁寧に見ていくと、こんなにも水棲昆虫が見つかるのに驚きました。

これだけ水棲昆虫が多かったら魚も多いはずですね!

カワゲラのように、きれいな川でないと棲息できない昆虫もたくさんいて、

西表島の自然の豊かさを改めて感じることができました。

yogo

2016年11月30日 (水)

カゲロウが羽化しました

カゲロウ観察の続きです。

ひとつ前のブログをお読みいただいた方がわかりやすいです。

さて、脱皮してから二日後、カゲロウはどうなっているでしょうか。

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色が濃くなっています。
しっぽは長くなって良かったのですが、脚が1本欠けてしまいました。
翅の模様は確かに脱皮する前よりはっきりしています。

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コカゲロウの方も翅の模様がはっきりしてきました。
脱皮から3日後、知らないうちにコカゲロウは羽化していました!

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脱皮殻です。
コカゲロウは大人になってもとても小さくて、大きめの蚊くらいしかないので探せませんでした。
そして、脱皮から5日目。

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翅の模様がずいぶんはっきりしています。

これは今日の夕方にでも羽化するのかな?

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横から見ると翅の部分が浮いて見えますね。

翅の模様というより、翅の原型ができているという感じなのでしょうか?

この写真を撮ったのが夕方5時。

それからケースに入っている幼虫を期待しながらけっこう頻繁に観察していたのですが、

夕食をとっている間に、なんと羽化が終わっていました!

脱皮もスピーディだったけど、羽化も速いんですね!

見逃してしまってとても残念です。

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脱皮殻です。この中からこれが出てくるなんて不思議ですね。

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わかりづらいのですが、よく見ると欠けてしまっていた左側の真ん中の脚が小さいながらも再生されていました。

羽化はしましたが、実はまだ成虫ではないのです。

カゲロウ目は亜成虫という、まだ生殖能力のない段階を経て、もう一度脱皮して成虫になるという不思議な変態をします。

しっぽは3本から2本に減りました。取れてしまったわけではなく、亜成虫と成虫はしっぽが2本なのです。(カゲロウの種類によっては3本あります)

そして羽化した翌日の夕方。

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成虫になったものの、翅に脱皮殻がくっついてしまって取れません。

つまようじで剝がしてあげようとしたのですがはがれません。

脚も1本欠けてしまって、しっぽの先が脱皮殻から抜けていません。

こういう脱皮のエラーは昆虫にはよくあることなのですが残念です。

成虫の形をしたものから脱皮をするなんて、ちょっと考えただけでも脱皮しづらそうなのに、本当に不思議な生態です。

そしてどういう脱皮の仕方をすると翅に脱皮殻が付くのかも不思議です。

元の川に帰してあげたのですが、飛べないので繁殖に参加できずに命を終えることになりそうです。それでも魚か鳥の餌になるので無駄な命ではありません。

一度の採取で観察できたわけではなく、何回かトライしてやっと見れたので(失敗羽化でしたが)なかなか良い経験でした。

カゲロウについていろいろと教えてくださったK様に感謝いたします。

yogo

2016年11月29日 (火)

カゲロウの脱皮を観察しました

先日カゲロウの幼虫を飼ったのでご紹介します。

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私の飼ったカゲロウの幼虫はこんな感じの手のひら大の小石がごろごろしている川に棲んでいます。

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石を持ち上げると、さささ~って動く虫です。

川釣りをする人には釣餌でおなじみですね。

卵から孵ったばかりはもっと小さくて川底の砂の間にいるそうです。

今回は羽化まで見届けたいので、大きな個体を探します。

石をひっくり返すこと2時間(ちょっと変な人になっていいます 笑)

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体長1cm位のものが捕れました。

(しっぽは本当はこの3倍くらいあるのですが、3本とも切れてしまっています)

なんとかタニガワカゲロウなのですが、正確な名前は専門家に見てもらわないとわかりません。

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ついでに捕れた「コカゲロウ」のなかまも連れて帰りました。

こちらは2mm位の小さなカゲロウです。

なかなかすばしこくてかわいいいやつです。

(コカゲロウのしっぽは最初からこの程度です)

両方ともお腹にふさふさが付いていますが、これは鰓です。

常にひらひら動いています。

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ちょっと目を離したすきに脱皮が始まっていました!

(慌てていてピントが合っていません…)

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背中の弧を描いたような2対の模様は鰓でした。

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脚も出てきました。

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ぬるん♪

脱皮しているのを見つけてから1分ほどのできごとです。

見られて良かった~

眼と鰓以外は色素が薄いですね。

カゲロウの観察を始めた最初のころ、色が違うのは種類が違うと思っていたのですが、脱皮したては薄いんですね。

そしてしっぽは長くなっていました。

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気が付いたらコカゲロウも脱皮していました!

大きなカゲロウの方は写真をよく見ると、背中に羽のでき始めが透けて見えています。

なので、終齢幼虫だと思っていたのですが、まだ終齢ではなかったのですね。

今度こそ終齢でしょうか?

羽化するまで飼ってみたいと思います。

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終齢近くになると何も食べなくなるそうなので餌の心配はありません。

羽化するときに登る石が必要なので、こんな感じで川の水を入れて飼います。

ただ、カゲロウは基本的に石にへばりついているので見た目面白くないですね。

時々、元気かな?って確認したいので石を水中で振ると、ささささ~って泳ぎます。

長くなるので、羽化は次に続きます。

yogo

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2016年7月26日 (火)

朝日新聞に掲載されます

掲載紙のお知らせです。
朝日新聞の夕刊の環境面で月に一度エコツアーの紹介がされていますが、7月26日付の夕刊に「ネイチャーツアーとんとんみー」が紹介されます。(夕刊がない地域では明日の朝刊)
干潟の生き物観察のツアーの様子です。
お手に取る機会のある方は、ぜひご覧になってください。
yogo

2016年7月 9日 (土)

生命のリズムの神秘「ウミショウブ」の開花

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「ウミショウブの花を見たい」というリクエストをいただいたので、鑑賞ツアーを行いました。

「ウミショウブ」とはトチカガミ科の海草で、日本では石垣島と西表島にのみ分布します。

受粉の仕組みがとてもユニークで何年か前にテレビで放映され、お客様もそれをご覧になっていらっしゃいました。

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海の浅い所に生え、6月と7月の大潮の干潮時に一斉に開花します。

大潮の干潮時の開花するのには訳があります。

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これは開花途中の雌花。まだ水中にあります。

はなびらは3枚まだ開き始めたばかりで花の中心部にあります。

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潮が引くにつれ、花が海から顔を出します。

花びらの外側は水になじむ性質、内側は水をはじく性質のため、海表面にうまいこと開きます。

一方、雄花は水中のウミショウブの根本あたりのカプセルのようなものに包まれています。そして開花すると多数の小さな雄花を水中に放します。

(水中の雄花は見つけられませんでした)

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放たれた雄花は水面に浮かんで風で流されていきます。

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一斉に開花するので水面には白い雄花がたくさん漂い、場所によっては一塊になっています。

写真をよく見ていただくと、雄花は水面に垂直にすっくと立っていることが分かります。

表面張力で立っているのです。

なので指に乗せるとこうなります。

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よーく見ると、指に白い点々がありますが、花粉です。

120ミクロンと、花粉にしては大きいので肉眼で見えます。

さて、この雄花の向かいたい場所はもちろん雌花です。

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雌花の近くまで来ると、雌花の中心部に吸い寄せられていきます。

これも表面張力のなせるわざなのですが、まるで意思があるかのようです。

そして干潮から満ち潮に向かうとき、雌花は増えていく海水に沈んで行きながら、雄花を取り込んで受粉します。

どのようにして開花のタイミングを計っているのか、どういう進化の過程をたどってこのような受粉様式を獲得したのか、なんとも不思議でしかたありません。

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海岸には雌花に辿り着けなかった無数の雄花。

数時間後にはしぼんでしまいます。

大潮の干潮時に雄花と雌花が一斉に開花して受粉する。

生命のリズムの神秘を感じさせられたツアーでした。

ツアーをリクエストしてくださり、ご参加いただきまして、誠にありがとうございました。

yogo

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2016年4月23日 (土)

生き物観察も楽しいモズク採りツアー

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今年はモズクの出始めが遅くて「もしや不作の年?」と心配していましたが、やっと生えてきました。

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あたり一面のモズクです!

採りきれないほどです!

そんなモズクを求めて「モズク採りツアー」が開催されました。

しゃがみこんでモズクを採りつつ、生き物観察も楽しむのがとんとんみーのツアーです。

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海草の上にイソギンチャク発見。

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生きている星砂のなかま。

星砂って生き物なんですよ。

殻を被ったアメーバみたいなやつで有孔虫という単細胞生物。

ビーチに流れ着いているのはその死骸の殻で生きているときは海草に付着しています。

といっても、私も生きている星砂をはっきりと見たのは初めて。

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これはわかりませんでした。

やわらかいのでウミウシ?って思ったけど、小さすぎて何が何だか。。。

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貝の卵塊だと思っていたけど、写真で見たらポリプっぽい?

クラゲの幼生?

これもわかりません。

ちなみに2.3mmほどの巻貝の赤ちゃんもたくさんいました。

(写真が失敗)

他にも写真に撮れなった小さな生き物がいっぱい。

藻場は多くの命のゆりかごになっていることがよくわかります。

今日一番のかわいこちゃん♪

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正面からも

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キュートです♪

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逃げて行かないで~!

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手に乗せてみました。

皮膚に吸い付いてくる感じが何とも気持ちいい。

やわらか~いワラビ餅みたいなんです。

こんなぷにぷにのウミウシってあんまりいません。

そして動きが意外と速い・・・

お客様も「かわいい、かわいい」の連発。

私たちのハートを射止めたウミウシ・・・名前がわかりません!

どなたかご存知の方いらしたら教えてください。

その他、ヒトデやカニもいました。

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「ソデカラッパ」というカニです。

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この缶切りみたいになっているハサミで貝を割って食べます。

左右で形が違うのがわかりますよね。

ここまでマニアックすぎて引いていた皆さん、安心してください。

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運が良ければニモちゃんにも会えますよ。(これは別の日です)

そうそう、モズク採りツアーでした。

モズクは採れたのでしょうか?

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大漁で~す!!

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採れたてモズクのお吸い物。

うま~っ!!

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一年分のモズクをペットボトルに詰めます。

100均で買ったジョウゴが大活躍。

私もそれ欲しい(笑)

こうしてモズク採りツアーは終了。

モズクたくさん採れたし、面白い生き物たくさん見れたしなかなか充実のツアーでした。

ご参加いただきましてありがとうございました!

yogo

2016年3月16日 (水)

湧水の川で魚と泳ぐ&オウムの棲む森

ブラジル旅行の続きです。

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パンタナールも素晴らしい所でしたが、その周辺にもとても素敵な水辺がありました。

私の行ったパンタナールの北端は、マットグロッソ州の州都クイアバから南に120kmほどの場所でしたが、その素敵な水辺のある「Bom Jardim」(美しい庭という意味です)はクイアバから北に140kmです。

お世話になったガイドさんのブログで初めて見て、行き方を調べたのですが、バスも通っていない村のため、結局そのガイドさんにツアーをお願いしました。

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街から離れて村に近づくと赤土の道になっていきます。

途中までの道も昨年舗装したばかりで、ブラジル人にとっても新しい穴場の観光地なのだそうです。

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施設に着いて受付を済ませた後、こんなトラックで川まで移動します。

まずは大きな淵でシュノーケリング。

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湧水なのでものすごい透明度です。

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水底にプレコ発見!

私の好きな系の魚です。幸せです。

次は川を1kmほどフローティングします。

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西表島にもありそうな風景ですね。

でも水中は全然違います。

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こちらは翌日行った別の川。

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水草がこんなに美しいなんて。

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こちらの川では「黄金の魚」と言われている大型の「トラド」も見ることができました。

(一瞬だったので撮れませんでした)

日本にももちろん湧水はあるのですが、泳げる規模のものは聞いたことがありません。

はるばる地球の裏側まで来た甲斐がありました。

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こんな滝にも魚がいっぱい。

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竹竿の先にバナナを付けるとジャンプして食べに来ます。

なのでこの付近に大きな魚が集まっているのですが、私の好きなのはこういう場所。

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良い感じの瀬になっています。

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いたいた!プレコちゃん。

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これもかわいかった。

石の下から出たり入ったり。

カメラを寄せるとすぐに隠れてしまうので撮るのが難しかったです。

深い所に大きな魚がたくさんいるのに浅瀬で伏している私にガイドさんは

「余語さん。何やってるの?こっちに魚たくさんいるよ」

でも、私はこれが幸せなのです。

Bom Jardimにいた2泊3日は魚三昧でした。

もちろん食する方にも魚。

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泊まった宿の近所でいただいた炭火焼の魚。

ふっくらと焼きあがっていて、これがブラジルで一番おいしかった食べ物です。

Bom Jardimは魚もすごかったのですが鳥も素晴らしいスポットがありました。

オウムの棲む森です。

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沼のような所にヤシの木が群生しています。

ここがオウムたちのねぐらなのです。

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夕暮れが近づくとあちらこちらからオウムの群れがやってきます。

小型のオウムから大型たのオウムまで10種類くらいいるそうです。

ここでじっとオウムの来るのを待ちます。

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夕陽に照らされて色づくオウム。

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後から後からやってきて見飽きることがありません。

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写真は撮れませんでしたが、オウム以外にもたくさんの野鳥がいます。

ミサゴノスリという魚を食べる猛禽。キツツキ。カワセミはだいぶする姿を見せてくれました。

ゆったりまったりの、のんびりバードウォッチング。時が経つのをを忘れてしまいます。

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静かに暮れてゆきます。

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素晴らしいパンタナール湿原とBom Jardimをガイドしてくださったのは、パンタナール唯一の日本人ガイド、湯川宜孝さん。

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車内で隠し撮りした写真しかなくてすみません。

(このジープで走り回ってくださいました)

本業は映像コーディネーターで写真家でもあります。

日本のテレビ局の作成するパンタナールの番組はずべて湯川さんが手がけています。

たまたま撮影のスケジュールと被らず、またオフシーズンだったためプライベートガイドを引き受けてくださいました。

こんな素晴らしい方にガイドしていただけたおかげで満足度120%の旅となりました。

改めて感謝いたします。

ブラジル旅行記はまだまだ続きます。

yogo

※ブラジルの清流シュノーケリングは南パンタナール近郊の「ボニート」が有名で、Bom Jardim よりも規模が大きく、より整備されているようです。今回私は湯川さんに会いたいがために、北パンタナールへ行きました。

 

2016年3月15日 (火)

パンタナール湿原の自然を満喫してきました

帰国してずいぶん日にちが過ぎてしまいましたが、ブラジルの自然を満喫してきたので紹介いたします。

ブラジルに行きたかった一番の目的地が、雨期になると本州ほどの湿原の広がる「パンタナール湿原」

1kmあたり1~2cmの傾斜しかないため、降った雨が川から氾濫して大湿原を形成します。

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私が行ったちょうど1週間前に大雨が降ったそうで、氾濫湿原が形成されたばかりでした。

これがあと1週間もすると草が伸びてきて水面が草に覆われてしまうそうです。

おかげで一番見たかった景色を眺めることができました。

パンタナールは野生動物の宝庫。一番たくさん見られる時期からは外れていましたが、それでもたくさん見ることができました。特に野鳥は驚くほど多かったです。

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パンタナールの象徴と言われている「ズグロアゲコウ」

人間と間違えるくらい大きな鳥です。

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「ナンベイアオサギ」

日本にいるアオサギより二回りほど大きくがっちりしています。

まわりにいるのは「アメリカレンカク」

これは湿原のいたるところにいました。

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ヤマセミの仲間は4種類いるそうです。

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「ベニヘラサギ」

この時期にいることは大変珍しく、群れからはぐれたのかもしれないとのこと。

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こちらもパンタナールを代表する鳥。

「スミレコンゴウインコ」の夫婦。

絶滅危惧種の貴重な鳥です。

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その「スミレコンゴウインコ」が食べた後の「アクリヤシ」の実の断面。

あの立派なくちばしで堅い実をサクッとやってますね。

鳥はまだまだいろいろいて、野鳥好きには天国のような所でした。

哺乳類はほとんど夜行性なのですが、優秀なガイドさんのおかげで、これだけ見ることができました。

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「フタオマキザル」

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もちろん「カピバラ」さん♪

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泳いでいるところも。

写真にはおさめられませんでしたが、そのほか「シルバーマーモセット」「アルマジロ」「カニクイイヌ」「アカハナグマ」も。見たかった「コアリクイは残念なことに車に轢かれていました。

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「アルマジロ」の巣。

(ちなみにパンタナールをサンダルで歩いた日本人観光客は初めてと言われました。刺す蟻とかいるので普通は靴を履きますよ。ガイドさんも私がネイチャーガイドなので目をつっぶったそうです。)

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「ピューマ」の足跡。

今書いていてもすごいものを見てきたなあと思いますが、何とガイドさんが湿原をシュノーケリングさせてくれました。

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こんな湿原を!

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ワニがいるのに(笑)

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「さっきあそこワニ泳いでたよな~」と言いながら水に入ります。

すると~

本当にさっきのワニの尻尾が見えてきました。

「ワニです!」

興奮気味にガイドさんに報告する私。

安心してください。このワニは「メガネカイマン」というワニで、魚食性のため人を襲いません。

ワニがずっと動かないのでワニの横に回って撮った写真。

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ワニと握手できるくらい近づいています。

陸上ではいくらそっと近づいても逃げてしまうのに水中では逃げません。

これにはガイドさんも大喜び。

多分ワニの隣まで来て水中写真を撮った初めての観光客?

撮るだけでなく触ってくればよかったと若干の後悔・・・

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水中はまさに熱帯魚の水槽でした。

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この魚は後日本当に水槽の中にいるのを見ました。

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一番興奮したのがこの魚。

写真にはおさめられなかったのですが、口内保育をしているところで

口からピロピロって、仔魚が出たり入ったりしていました。

またまた「マウスフィーダー!」と興奮してガイドに報告する私。

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これもかわいかったな~

(ひげがあって川底に這いつくばっているような魚が好きなのです・・・)

いつかは行きたい、老後の楽しみにでもと思っていたパンタナールでしたが、アクティブに動ける今のうちに行っておいて良かったと思いました。

パンタナールの周辺部、さらに沿岸部のマングローブ林まで行ってきたので続けて紹介したいと思います。

つづく

yogo

2016年2月 2日 (火)

ブラジルへ行ってきます

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(画像はお借りしています)


明日からブラジルへ行って来ます。
最初の目的地は世界一の氾濫湿原「パンタナール」です。本州と同じ位の湿原で、雨期には80%が水没し、地球上で最も水量の多い平原と言われます。その雨期のはじまりに訪れます。
本当は動物や鳥を見るには、水の引いた乾期がベストシーズンなのですが、カピバラなどは雨期でも普通に見られるとのこと。楽しみにしています。

あまりに広大な土地なので、鳥や動物の撮影は望遠レンズ必須。ですが、今回は写真におさめることよりも、目で見て観察することを大事にしたいので、カメラよりも双眼鏡を選びました。なので写真は雰囲気をお伝えする程度になると思います。

パンタナールの他は、山や洞窟、川遊び、大西洋岸のマングローブも見てきます。ブラジルにもとんとんみーはいるのでしょうか?

時差が12時間あることと、いつもWifi の環境があるとは限らないので、メールのお返事が遅れてしまうかもしれません。申し訳ありません。
2月中のツアーにつきましては、姉妹店「やまねこキッズ」「ちゅらねしあ」へお問い合わせいただければと思います。
やまねこキッズ
http://www.churanesia.jp/kids/index.html
ちゅらねしあ
http://www.churanesia.jp

どうぞよろしくお願いいたします。
yogo

2016年1月 8日 (金)

冬の森

昨年もたくさんのお客様にいらしていただきました。本当にどうもありがとうございました。今年も西表島の魅力をお伝えできるよう頑張っていきます。

さて、あいかわらず森で散策をしているので、森の仲間たちを紹介したいと思います。

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このが林床に落ちてきたら「冬になったんだな~」と感じる花。「エゴノキ」です。

内地では初夏の花なので咲く季節が違います。

内地と同じ冬の花もあります。「サザンカ」です。

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西表島では赤いサザンカは見かけません。

こちらも冬の林床でよく見かけます。「アリモリソウ」

繊細なところが素敵です。

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花の内側の色がまたかわいいです。

暗い森に咲く花は白が多いように感じます。

こちらも花は白いのですが実が瑠璃色なので「ルリミノキ」

いくつかあるルリミノキの中の「タイワンルリミノキ」

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一応これでも紅葉しているところです。

ウルシの仲間の「ハゼノキ」

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樹全体が紅葉することは西表島ではありません。

気温差がそんなにないせいか鮮やかさもあんまりないですね。

綺麗な赤、と思ったら新葉でした。「アデク」

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冬は雨が多いので、意外とキノコも元気です。

私の好きなキノコなんだけど、正確な名前は見極めが難しい。

「ベブコップタケ」の仲間。

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暖冬のせいなのか夏に咲く「サガリバナ」の狂い咲きが例年よりもはるかに多いです。

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季節を感じることといえば

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「オキナワウラジロガシ」のどんぐりが発芽していたり

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「オキナワウラジロガシ」の花がもう咲いています。

冬の中にも春の足音が聞こえる西表島の森です。

yogo

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